2023.01.23
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今後の最低賃金上昇を予想してみましょう
現在日本国内の最低賃金平均値は961円(2022年10月1日)です。
前年度比の上げ幅は31円と過去最大で、伸び率は3.3%になった。
今後も、この上昇率3.3%で推移すると
10年後には1,330円
15年後には1,564円
20年後には1,840円
になります。
しかし、2022年
イギリスでは6.6%
アメリカロサンゼルス市では6.9%
ドイツでは14.83%
の最低賃金の上昇でした。
アメリカロサンゼルス市同様レベルの6.9%で計算してみると
10年後には1,873円
15年後には2,615円
20年後には3,650円
になります。
この賃金を支払っていくことが必用になると考えます。
縫製品の加工賃を例に取って計算します。
例えば、日本の賃金上昇に電気代などのコストアップ要因を加算し、
4%の加工賃上昇率で試算してみます。
すると・・・・
2022年に1着4,000円だった商品の加工賃が、
10年後には5,921円
15年後には7,204円
20年後には8,764円
になります。
アメリカロサンゼルス市賃金上昇に電気代などのコストアップ要因を加算し、
8%の加工賃上昇率で試算してみます。
結果は・・・
2022年に1着4,000円だった商品の加工賃が、
10年後には8,636円
15年後には12,689円
20年後には18,644円
になります。
今後の状況をご理解を頂きながら価格転嫁していくことが
国内製造業、国内産地、雇用を守っていくことに繋がると思います。